前回と引き続き宣伝になりますが、夏コミは
『二日目 東イ-52b』にて
『しらそさん』のサークル
『下り坂ガードレール』にて、委託販売することが決まりました。
webカタログはこちら 今回の本はpixivにて公開しているエンジェリックナースアイの4章~エピローグを収録した本になります。
新規書き下ろし4章にじょんたけ先生の素敵な挿絵、そして、約80ページの大ボリュームで御贈りします!
今回は書き下ろしの新規四章の冒頭をサンプルとしてこちらに載せようと思います。
話は前回からの続き、黒瀬製薬に囚われ、ブラックナースレナに処女を散らされ、バグの卵を植えつけられ敗北してから数日後の話になります。
『
四章 淫辱の遊戯
親友であった怜奈に裏切られ、黒瀬製薬に、ブラックナースレナに完全敗北をしてから数日間。白柳愛の日常はすっかり変わってしまっていた。
体内に寄生生物バグの卵を植えつけられ、正義のヒロインとしての力を失い、毎日のように実験と称した陵辱をその身に受け続けていた。そして、今日も――。
「どうかしました、白柳さん?」
突然クラスメートに声をかけられ、栗色の髪の少女は小さな肩をビクッと震わせた。少女――、白柳愛は学友に悟られないように平常を保ちながら言葉を返す。
「ど、どうしたってなにがですか?」
一瞬声が上擦ってしまったが、なんと返事を返せたことにほっと胸を撫で下ろす。だが、それもつかの間。
「いえ、お顔が真っ赤ですし、体調が優れないのかと……」
再び心臓が飛び出てしまいそうになる。
「え、えっとこれは……、そ、その……あ……んっ……」
なんとかして誤魔化そうと必死言い訳を考えようとするが、頭の中が真っ白になってなにも考え付かない。
それどころか余計にスカートの下、下着の中の『アレ』を余計に意識してしまい、刺激に身体がビクッと震え、甘い声が漏れてしまいそうになる。
眉をひそめ、まるで何かに耐えるように股を擦り合わせている。いつもは強気な少女の不審な態度に女生徒が心配そうに愛の顔を覗きこんだその時――。
「ちょっと愛ちゃん風邪気味なのよ。私も無理しちゃ駄目だって言ったのに、学校は休めないからって、真面目ちゃんだよね~、ねぇ~、愛ちゃん」
不意に背後から両肩にぽんっと手を添えられ、愛の身体がビクンッと跳ねた。
愛が振り返るとそこには赤く艶やかな長い髪が似合う、強気なツリ目の少女が立っている。
「あら、黒瀬さん。おはようございます。そうだったんですか、体調が悪いことに気付かず不躾な質問失礼しました。でも、あまり無理はいけませんよ。何かあったら言ってくださいね」
「え……、あ、はい……」
赤い髪の少女――、黒瀬怜奈の言葉を聞いた女生徒は納得し、その場を去って自分の席に戻る。
女生徒が離れていくのを確認し、無事に済んだことに安堵する愛。しかし、そんな愛の耳元で怜奈は誰にも聞こえないように囁いた。
「ふふ、愛ちゃんこんなところでリタイアしたら嫌よ」
まるで氷のように冷たい、かつての親友の声に愛の身体が恐怖に震える。
「わ、わかってるわ。それより貴女こそ約束覚えてるんでしょうね」
それでも弱みを見せまいと、強気の態度を必死に取る。しかし、その声は弱々しく震えていた。
「ええ、覚えてるわよ。愛ちゃんがゲームに勝てたら、ちゃんと約束は守るわ。でも、あんな調子で大丈夫なのかしらね。ふふ、楽しみね~」
そんな愛の態度に気を良くしたのか、怜奈は意地悪な笑みを浮かべながら自分の席へと去っていく。
「あ……ンっ……うぅ……ま、また……動いて……ン……ッ!」
怜奈が去って、ほっと胸を撫で下ろしたのも束の間。またしても『アレ』が動き始める。
愛を苦しめる『アレ』それは下着の中、ぴっちりと閉じた淫裂よりも少し上の辺りで固定されたリモコン式のローターであった。
今朝、怜奈が持ちかけてきたゲーム。それは今日一日このローターを付けたまま授業を受け、一度も絶頂することなく無事過ごせれば愛の勝ち。逆に一度でも絶頂してしまったら愛の負けというものだ。
そして、愛が勝った時にはその身を黒瀬製薬から開放してくれるという約束だった。
――わ、私はエンジェリックナースアイなのよ。こんなので感じて……ン……あぁ……。
自分がこんな淫具なんかで感じるはずが無い。当初はそう思っていた。しかし、いざゲームが始まってみると小さな卵型の淫具は小刻みに振動を繰り返し、もっとも敏感なクリトリスを圧迫していく。
敏感な柔肉や淫核を刺激され、強気な少女の身はすぐに桜色に火照り、鼓動が早くなる。
――あ……んんっ、また……敏感なところにあたって……ン……、こ、これを今日一日……、た、耐えられるの……。
まだゲームは始まったばかりだと言うのに、先ほどもクラスメイトに身体の異常を見抜かれてしまった。その事実が普段は強気な少女を弱気にさせる。
――だ、駄目……よ、弱気になっちゃ……。あいつらの思う壺だわ……こんなの絶対に耐えてみせる。
一瞬頭をよぎる弱気な考えを振り払うと、愛の瞳には再び正義の光が灯る。
そんな愛の様子を放れた席から怜奈は楽しそうに口元に笑みを作りながら観察していた――。』
というわけで触り部分だけでしたがサンプルとなります。
また、イベントが近づいてきたら挿絵などをサンプルとしてうpする予定です。